不登校の体験談

【体験談】不登校の時に親にしてもらって嬉しかったこと・嫌だったこと

不登校の子供への親の接し方

「不登校の子供にどう接していいか分からない…」
「本や知恵袋で調べてみたけど子供への接し方がイマイチ分からない…」

といったお悩みに対して、昔ぼくが中2~中3までの間に不登校だった時、親からしてもらってすごく嬉しかったと当時思ったことと、逆にすごく嫌だった(つらかった)ことをお伝えいたします。

子供目線という部分で、参考になる部分も多少あると思いますので、参考になれば幸いです。

不登校の頃に親にしてもらって嬉しかったこと

やっぱり不登校のお子さんと言えど、人間です。

心理学的にも、人には返報性(好意を与えれば好意、悪意を与えれば悪意が返ってくる傾向)がかなりありますので、親から好意を与えてもらったことはお子さんも嬉しいと思ってくれると思います。

ぼくも好意を親から与えてもらった時は、当時言葉にはできませんでしたが、嬉しかったです。

ちなみに、不登校のお子さんの多くは思春期の段階だと思いますので、そういった感謝の言葉の表現をしない傾向にありますが、確実にお子さんは好意を受け取っています。

①母親がお菓子をよく買っておいてくれた

ぼくが不登校の時はネトゲ廃人のクズの中のクズと言っても過言ではないような状態だったのですが、母親が毎日パートに出る前にタッパーにお菓子を詰めてそこに軽く手紙のようなものが置いてあったことが、嬉しかったです。

その当時はかなりクズ度が高かったので、

「今はつらいかもしれないけど、がんばろう!!」

なんて手紙があっても、

「うーん。。。ゲーム楽しいんだよなぁ~」

なんてことを親の心配を一切意識せずに思っていたクズでした。

ただ、やっぱりお菓子があることは嬉しかったですし、そういった好意を渡されまくると人間ってなかなか相手を嫌いにはなれないんですよね。

そういった親からの小さな愛のようなものを、積み重ねてもらったからこそ、当時のぼくも最適なタイミングでキッカケがあれば外に出ようと思ったのかもしれません。

②父親がPCをなおしてくれた

当時ぼくはネトゲ廃人だったので、PCはゲームをするために、もはや生命に直結するような存在でした。

その時にPCが壊れてしまって(正確にはOSを変えないとゲームができない)、その時に父親がなおしてくれたことが最高に嬉しかったです。

こう聞くと、「PCがダメなのをなおしちゃったらもっと復帰しなくなるんじゃないか?」と思うかもしれません。

でも、たぶん昔のクズのぼくの場合、なおしてくれなかったら両親も嫌いになってしかも学校へも行かなくなってさらに不登校は加速して、もっと無気力であったり暴力的になっていたと思います。

親にとっては、ある意味で不登校生活を長引かせるような行為かもしれないんですが、やっぱり子供側が両親に悪意ではなくて好意があると、親からの提案(外へ出るキッカケなど)にもお子さんはのってきやすくなるのかもしれません。

もし親子関係が最悪な場合、

「こういう高校があるんだけど行ってみない?」
「は?しね」

なんて状態にもなりかねませんので、『先に与える』ということが重要であると思います。

③思いっきり好きなことをさせてもらえた

不登校だった頃のぼくはゲーム中毒者、いわゆるネトゲ廃人と呼ばれる状態でした。

学校が怖い、学校へ行けない、いじめられるのが怖い、外に出るのが怖い、というような感情ももちろんありましたが、それ以上にゲームが楽しかった状態です。

このようなことを続けていれば堕落していくであろう状態に、親に邪魔されなかったことは、当時のぼくにとって嬉しかったです。

小学生~高校生の年齢だと思春期なので、親がネチネチ言ってきたら、親から言われること全てをきっと否定していたと思います。

ある意味でゲームを飽きるまでやりつくしたから、もう実利益がない(得ようとしない)バーチャルなゲームからは身を置くようになったのかもしれません。

ただこの、「好きなことをさせる」というのも、親御さんにとってはかなりつらい選択肢であることは間違いないのが大変なところではありますね。。。

不登校の頃に親からされて嫌だったこと

一方でぼく自身が不登校だった頃に、両親がこういうことをしていて、つらかった嫌だったということを思い出せる限り網羅しました。

①両親のケンカ

お子さんが不登校になってしまうと、一般的に家庭内では責任のなすりつけのようなものが始まってしまうことが少なくないと思います。

「母親のお前が甘やかすから」
「もっと子育てに協力してよ!(父親へ)」

などなど、どうしてもどこに原因があったのかという後ろ向きな部分を探してしまいがちです。

これはぼくも不登校の頃に経験したんですが、両親がケンカをしているところを見ると、やっぱりつらかったです。

ただもちろん、原因はクズofクズだったぼくなのですけど。。。

でも、学校へ行きたくても行けないお子さんや、甘えと言われてしまうけどそれでも1歩踏み出せないお子さんもいると思います。

そういったお子さんの場合、やはり両親が自分のせいでケンカをしていると思ってしまうと、さらにふさぎ込んでしまいがちです。

親がケンカ→不登校は悪
不登校の自分は悪→でも行けない→生きるのがつらい。。。

といったような思考にお子さんはなってしまいます。

②学校行け・いつ?なんで?まだ?

ぼくの場合は、不登校になった最初の1~2か月も言われなかったんですが、やはりこの手のフレーズは言われるとふさぎ込んでしまいます。

特にぼく自身(お子さん自身)も、不登校は良くないことだというのは、分かっていることが多いです。

子供にとってはむしろ学校が生活の大半を占めていて、経験もないので、「不登校でもいっか」とは大人よりもなかなか思えません。

むしろ、

学校へ行けない=勉強へついていけない=もう終わった

などと思っていて、本人のほうが強く罪悪感などを感じていることが多いです。

そこに責め立てるように親御さんが接してしまうと、やはりお子さんからするとすごくつらいので、結果的に自立から遠のいてしまうことも非常にありえます。

親にたくさん迷惑をかけたぼく自身が言うのも変なのですが、やっぱりお子さんを責め立てるようなことはしないほうが、結果的にお子さんの自立に早く近づくのかなと思えます。

③家全体が暗い雰囲気になる

「原因はオマエだ!!」と親御さんはきっと思うかもしれないんですが、子供からすると、家族全体が暗い雰囲気になると非常につらいものです。

不登校でもう自分は終わっていると思っていることに、さらに追い打ちをかけるようなことがあると、お子さんは苦しむことになります。(ぼくも思いました。原因は自分なのに)

母親が凄く悩んでしまっている姿

母親と父親がケンカしている姿

などの親が自分のせいで良くない感情をいっぱい思っていて、そこから生活全体の雰囲気が暗くなってしまうことも、当時はつらかったです。

もちろん、原因は子供ではあるんですが、行きたくても行けないお子さんは一定数います。

また、家族全体の雰囲気が暗いことを喜ぶお子さんはいません。

今になってしてあげると良いなと思うこと

あくまでぼくの体験談に基づくので、当てはまらないこともあるかと思います。

目指すのお子さんの自立、社会的な復帰ですので、短期的にはつらい決断もあるかもしれません。

親御さんからお子さんに好意・安心を与えてあげる

親子関係に限らず、人に悪意を与えれば必ず悪意が返ってきます。

自分の都合よがりのことを人に押し付ければ嫌われることはあっても、好かれることはほとんどありません。

非常に当たり前かもしれませんが、家族だとどうしてもそういった当たり前の部分がおろそかになってしまいがちです。

なので、最終的なお子さんの自立を目標として、短期的には親御さんにとってはつらいことも多いと思いますが、できるだけお子さんに安心や好意を与えてあげるのがいいと思います。

ちなみに、

  • お菓子を上げる
  • 困っていることを解決してあげる

などといった好意に関して受け取らない人(子供)はいませんので、テクニック的ではありますけど、活用してみることがおすすめです。

不登校の時もお菓子はやっぱり美味しかったです。(おかげで定時制高校を受験する頃は完全なるデブでした!)

不登校であることを過度に悪いことと決めつけない

最近だと「不登校でも良いジャン!」といった意見も出てきています。

(不登校でもイイジャンには賛否両論ありますし、ぼくも自立するという側面を見ると、どうしてもかなり厳しい面もあるなと思ってしまいます。)

不登校である=超ダメなことと決めつけて落ち込んでしまうのは親御さんにとっても、お子さんにとっても、お子さんが社会的に自立していくうえでもあまり良いことではないかもしれません。

確かに、人生は順風満帆にいくほうが良いような気もしますが、やっぱり現実的に失敗や上手くいかないことというのは必ず発生してしまうということは、ぼくなんかよりもお子さんを持つ親御さんがよく分かっていると思います。

回り道になるかもしれませんし、遠回りかもしれません。

でも今の状態がずっと続くことはありえませんし、現状を見つめて少しずつでも改善していくことができれば、お子さんもご家族も必ず良い方向に向かうはずです。

なので、どうしても後ろを見たくなる気持ちはあるかもしれませんが、できるだけ前を向いて日々を過ごすことが、お子さんにとっても家族にとっても良いことになります。

まとめ

  1. 好意・安心をお子さんに先に与えてあげる
  2. 不登校であることを過剰に責めない
  3. 家族全体が前を向く

といった3行の内容でした。

この記事に書いていることは、親御さんにとってきっとつらい決断だと思います。

なぜかというと、一時的にではありますが、「不登校でも大丈夫だよ!」と認めないといけないからです。

つまり、人生において多少の遠回りを黙認することになります。

ちなみに、不登校が絶対にダメだと、遠回りすることが結果的に子供の人生に圧倒的な後悔をうむし、子供にとっての実利的な利益が圧倒的に下がってしまうからダメだと信じている親御さんの場合は、

  • 無理やり転校させる
  • 無理やり留学させる
  • 無理やり寮にぶちこむ

などといった強行手段を取る方もいなくはないようです。

ぼくはあまり好きな方法ではないですが、言葉ではなくて、無理やり環境を変えてしまうというのも1つの手ではあります。(言葉でいくら責めても子供は動かないからです)

どちらが良いのか悪いのかというのは、親御さんが何を人生において重視しているのかに寄ると思いますし、どれが正解というのはありません。

そして、どの道を選んだからと言って、確実にこうなるというのもないでしょう。

仮に良い大学に入っても、仕事では全然ダメかもしれませんし、中卒、高卒で働きだしても頑張って働いて日々を幸せに生きているかもしれません。

人生は、本当に何が良いのかは誰にも分かりません。

でも分からないからこそ、親御さんにとって、お子さんが良いと思える決断をすると良いのだと思います。

不登校をいったん容認して、適切なタイミングでキッカケを与え続けて自立していってもらうのも良いと思いますし、逆にレールに無理やり戻すというのもアリです。

と、、、若造がアドバイスっぽく語ってしまいましたが、参考になる部分はぜひ参考にしてみてください。

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